PHPは比較的習得しやすい言語だと言われています。
しかし、プログラミング言語であることは変わりありません。
プログラミング学ぶには正しい順番で進めていくことが挫折しない学び方です。
正しい学び方のロードマップに沿ってぜひ挫折しない学習を行ってください。
今回はPHPの学習のロードマップと私がおすすめする学習教材(本や動画など)をご紹介します。
また、私が考える最も効率の良い学び方も一緒に解説していますので、参考にしてください。
未経験者のロードマップについてこちらの記事を参考にしてみてください。
学び方のロードマップ
PHPは習得しやすいと言われていますが、やはり学ぶ順番によって挫折率は上がってしまいます。
現役エンジニアとして25年以上プログラミングに携わってきた筆者が考えるPHP習得のロードマップです。
本来は①と②の間でローカルかコンソールアプリの製作を行い構文と制御を言語化する作業を行うとベストなのですが、PHPではこれを行わないこととします。
PHPでコンソールへの出力を行うことは無意味とまではいいませんが、フロントに寄り添う言語であるPHPでコンソール出力を行うことは無駄な技術であるため、PHP習得では行わない方が良いでしょう。
①プログラミング言語の基礎を学ぶ
プログラミングでまず挫折してしまうのは、「考え方がわからない」というところです。
構文や制御の方法を知っても、「こう動かしたい」をどのように実装すれば良いのかがわからずに挫折してしまう方がとても多いと感じています。
そのために、まずはブロックプログラミングなどで「プログラミング的な考え方」を身につけてしまいましょう。
人の行動も実はすべてプログラミングできます。
歩く、信号を待つ、料理をする・・・などすべてをプログラミング言語に置き換えることができるんです。
この考え方こそが、「プログラミング的な考え方」でこの思考回路を身につけると、後々の言語の習得がグンと楽になります。
プログラミング言語の基礎を学ぶ(おすすめ教材)
ブロックプログラミングの代表といえば、Scrachです。
Scrachの教材は数多くありますが、大人向けのKindle版がありますので、こちらをおすすめします。
ScrachScratchで学ぶ プログラミングとアルゴリズムの基本
少し子供っぽいなと思われるかもしれませんが、ここでしっかりと「考え方の変革」を起こしてください。
また、日本製のアプリとしては、プログラミングゼミがおすすめです。
筆者がUdemyで公開しているこちらの講座をおすすめします
初心者でも挫折しない、ブロックプログラミングで学ぶプログラミングの仕組み
テキストを写して終わり。という教材が多いなか、たくさんの練習問題を用意しました。
ぜひご自分で手を動かして、頭を働かせてみてください。
修了した時にはきっとしっかりとした「プログラミング脳」が鍛えられているはずです!
②HTML&CSSを学ぶ
PHPはWebアプリケーションを作成するための言語です。
Webアプリケーションを作成するには、Webサイトを制作するHTML&CSSの学習は外せません。
基礎で良いのでHTML&CSSを学習しましょう。
JavaScriptはWebサイトに動きを付けることができます。
こちらも併せて学ぶと良いですね。
HTML&CSSを学ぶ(おすすめ教材)
HTML&CSSの基礎はそれほど難しくはありません。
こちらの本は、長年愛されているHTML&CSSの入門書です。
基本ではありますが、細かい説明もしっかりとあり、またWebサイトの公開にまで言及しています。
HTML&CSSの基礎を固める学習に最適です。
③Webを学ぶ
インターネットならいつも使ってるし、わかるよ~~と思われるかもしれません。
では、「Webとは、何か。」を皆さんは説明できるでしょうか?
Webサーバ、WebブラウザとHTTPの基礎について学ぶと良いでしょう。
この関係がわからないと、WebサイトでもWebアプリケーションでも今後必ずつまずきます。
この分野は深く掘り下げると1つの職業になりますので、基礎・基本を身につけると良いと思います。
Webを学ぶ(おすすめ教材)
Webの基礎を学ぶにはまずHTTPを学習しましょう。
こちらの本は基礎がきちんと身につく良書です。
ページ数もそれほどありませんので、すぐに読み切れます。
⑤データベースを学ぶ
データベースの知識はアプリケーションを扱う際に必要となることがあります。
ほとんどのアプリケーションはデータベースを利用していますが、中にはデータベースを必要としないアプリケーションもありますが、ほとんどのアプリケーションではデータベースを利用しますので、一緒に学ぶことをおすすめします。
データベースはデータを格納し、必要に応じてそこから取得するという機能です。
現在のデータベースはRDB(リレーショナルデータベース)やKVS(キーバリューストア)などが主流です。
初めに学ぶのであればRDBをおすすめします。
データベースを学ぶ(おすすめ教材)
実践に沿って学びたい、手を動かしながら学びたい方にはこちらの本がおすすめです。
スッキリわかるSQL入門
クエリの練習問題がたくさんついているので、しっかりと身につけることができます。
概念やデータベースの構造もしっかり学びたい方にはこちらの本がおすすめです。
SQL 第2版 ゼロからはじめるデータベース操作
この本の中ではJavaからデータベースを操作する方法も解説されています。
残念ながらPHPからデータベースを操作する方法は記載がありませんが、操作の仕組みは同じですので、一読することをおすすめします。
⑥Webアプリケーションを作る
いよいよWebアプリケーションを作りましょう。
ここまで様々な知識を学習してきましたね。
その集大成をここで完成させましょう。
PHPでWebアプリケーションを作成するにはフレームワークを導入する方法があります。
フレームワークとは、便利機能をパッケージ化したようなものです。
もし、いちからしっかりと学びたいということであれば、ひとつひとつ自分で作ってみてからフレームワークを導入してみることも良いでしょう。
Webアプリケーションを作る(おすすめ教材)
まずはPHPの基礎を学びましょう。
こちらの本ではひとつのアプリケーションをつくりながら学習することができるので楽しく学べます。
PHP入門 確認画面付きのお問い合わせフォームをつくりながらPHPを学ぶ(第2版)
この本が終わったらLaravelというフレームワークを使用したアプリケーションの作成を行います。
本を探したのですが、バージョンがかなり古かったのでこちらはUdemyの講座のご紹介です。
【やってみよLaravel】Laravel入門講座
TODOアプリを作成しながらLaravelの使い方について解説してくださるので理解しやすいと思います。
こちらの講座はひとつ目のPHP入門の本でPHPについての基礎知識をつけておく必要があります。
PHPのおすすめ学習方法
さぁ、これからPHPを独学で学ぼうと意気込んでみたものの、こんなに学ぶことがあるのかと不安になった方もいるでしょう。
初学者の皆さんに私はいつもスクールをおすすめしています。
ゴルフでも、楽器でも、プロについて習うほうがより必要な技術を素早く身につけることができますよね?
プログラミングも同じです。
スクールは割高だし・・・という声があることも承知しています。
プログラミングの挫折の理由
独学で挫折してしまう理由のひとつは、エラーが解消できないことなんです。
解消できるとしてもかなり時間を割くことになるでしょう。
そうして学習かけた時間はもちろんかけがえのない時間となりますししっかりと身についています。
効率良く学ぶには?
しかし、その学習時間を効率よく手に入れられる、それがスクールなんです。
回り道をしているようで、実は時間を費用で解決できる。スクールにはそういうメリットがあると思います。
基礎知識をしっかり素早く手に入れたいという方はぜひスクールを検討してみてください。
独学で学んだ技術者が「独学ではなくスクールに行けば無駄に悩む時間が減った」と後悔している話を耳にします。
私自身もプログラミングスクールや動画でプログラミング教えていますが「スクールで習う」ほうが「独学」の4倍速く身につきます。
これは体感なので、根拠はありませんが、独学者の習得までの平均学習時間がだいたい2年ほどです。
スクールでは短いところで3ヵ月~6か月、長くても1年です。
スクールであれば平均6か月程度で習得できるでしょう。
そう考えると、習得までの期間は、独学=2年 に対し、スクール=半年 ということで、約4倍速く身についていますね。
おすすめのスクール
私がおすすめするスクールはDMM WEBCAMPです。
こちらにはPHP/Laravelコースがあります。
カリキュラムの内容もなかなかですので、いちど無料相談を受けてみてください。
こちらのスクールについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
はじめの一歩は戸惑いも多いですよね。
でもせっかくエンジニアを目指してみたのでしたら、ぜひ一歩踏み出してください。
もし気になるスクールや教材があれば、TwitterのDMで問い合わせいただければ筆者が答えられる範囲でお答えします。
皆さんがエンジニアとして光り輝くお手伝いができれば幸いです。